午後から雨になるでしょう

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初本読み『彼らは雨を連れてやってくる』

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先だって、静岡市を強襲した震度6弱の地震。

ちょうど実家の静岡市に滞在中だったワタクシは、バッと飛び起き、そして悟ったのです。

「これは死ぬヤツだ、全てはこれで終わる」と。

それまでの人生が走馬灯のように、なんてことは一切なく、建物の天井が崩れ、落ちてきた瓦礫に挟まれながら、「ぽう」と肺の中の空気を吐き出し、そして死んでいく様だけが脳裏を過ぎった。

ああ、そういえばPCのハードディスクの中とか、ベッドの下(ベタ)とか、あまり綺麗ではない部屋の中とか、他人に見られたくないなあ、とも思った。

そうやって運命に抗えない自身を悟った瞬間から、冷静に脱力していた。

きっと、スプートニク2号に載せられたワンコも、そういうふうに脱力していたのかもしれない。

 

地震が止まった後、死ななくてよかった、と思った。

そして『彼らは雨を連れてやってくる』の初本読みで、またそう思った。

 


金弘哲 (2009年8月26日 16:24)  カテゴリ:
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