午後から雨になるでしょう

2013年11月のブログ記事一覧

絵本

ehon miroko.JPG

 

話題の絵本作家、ミロコマチコの絵本たち。

買ったのは少し前になるのですが。

 

とってもパワフルな絵なのに、やさしさと切なさがある。

でも「てつぞうはね」は切なすぎる・・・大人向け絵本。

子供にプレゼントするなら「オオカミがとぶひ」だな。

 

明日香(名指し)は読んでなかったら、どっちもぜったい読んでー。

 

 


吉永亜矢 (2013年11月29日 11:38)  カテゴリ:
キャンドル展

candle.JPG

 

歳をとったら、夏より秋が好きになる、というご多分にもれずになるのも悔しいけれど、やっぱり秋はいいな。

前に、美人ママが(久々にブログ登場。わたしのママでもお店のママでもありません)、秋でもほんの少しずつ冬に変わっていくのよね、わたしはそのころがいちばん好き、と言っていて、さすが美人ママ、すてきなことを言うなあ! とよく覚えてる。

あー、すてきなひとが言うとすてきに聞こえるのか。

でもほんとう。寒くなっていくのはいやだけど、確かに、朝や夕に空気のなかがほんの少し、変わってきているなと感じるときがあって、しん、となって気持ちがいい。

まるで空気にごくごく小さなきらきらしたものが混じっているのをみつけたみたいな。

 

北海道のガラス器作家マナちゃんから教えてもらって、やはり北海道の作家さんによるキャンドル展に行って来た。写真のほかにもいろんな色と形があって、選ぶのに迷う・・・

このまま大事に飾っておきたくなるきれいなキャンドルたちは、灯すともっときれいで、火も長くもつのだって。マナちゃんのお手紙によると「ろうの密度が濃くて、火が中へ中へとおりていくように溶けていく」のだそう。

ギャラリーはたくさんのひとがひしめきあっていた。12月が近づいているし、いいよねえ。マナちゃんお知らせありがとう。

下北沢のタウンホール横の道にあるGALLERY SANGLIERにて、12月1日までの展示です。

お近くにお寄りの方はぜひ、覗いてみては。

 

 


吉永亜矢 (2013年11月24日 11:31)  カテゴリ:
川沿いのカフェにて

machacake.JPG

 

先日、二子玉川の川沿いのカフェに行って来た。

川沿いが工事中で窓の外がちょっと残念な感じなのですが。

カフェインレスのたんぽぽコーヒーと抹茶チーズケーキで、しあわせなひとときを過ごしました。たんぽぽコーヒーっておいしいね。

 

ふだんの日中、特に書いてるときはわたし、お茶淹れたりもしなくなる。

そう焦ったってはかどらないんだから、お茶くらい淹れたらいいのにね。ちゃんと気分転換したほうがたぶんはかどるんじゃないか。

と反省して、最近、久しぶりにうちでチャイを淹れたりしている。

スパイスの配分とか、けっこうてきとうにやっても美味しくできるものですね。

よし、この冬はチャイをお供にしていこう。面倒がらずに。

 

と、今朝からうちの工事はカンカンやっていて、ようやく足場がとれた!

こんなに違ったのか、というほど日差しが入って来て眩しい。終わった! 長かったー。

でもうちの前がまた工事なんだよ、どういうことなんだ・・・

 

 


吉永亜矢 (2013年11月21日 16:10)  カテゴリ:
ジーマミーの揚げ出し豆腐

agedashi jidoufu.JPG

 

お待たせしました。ブログをお読みの「ゴゴアメ食いしんぼう部」の方々(いますかー? 点呼! いっち! おう一人かーよし!)、食べものの話をしなくちゃね。

小浜島の居酒屋さんの、ジーマミーの揚げ出し豆腐。ジーマミーの揚げ出しってはじめて食べたけど、もちっとしてほの甘いのが揚げ出しに合っていた。

珍しいものとしてはほかに、アダンと四角豆のチャンプルーもいただいた。アダン(という木の、芽らしい)は島によって食べたり食べなかったりするとお店のご主人が言ってました。たけのこの穂先みたいな味と食感で、わたしは好きだった。

 

沖縄石垣島のおばぁが出てくる藤谷治の小説・・・ってどんなのだろう、と沖縄から帰って来て海を恋しがりながら読んでみたら、実はどんぴしゃだった。

「おがたQ、という女」(小学館・文庫も出てます)

こんなにかわいらしい作品だとは! なんでこれ読んでなかったんだろう! と思ったけど、もうちょっと半端に内容を知っていたら、それが80年代のしかも学生、しかも8ミリ映画を作ってるやつらの話、などを知ったらもしかすると「それはいいや」と読まなかったかも知れないから、読めてよかった。

リアルという書き方ではない小説だけど、いやこんなだったなまさに! と(わたしが学生で8ミリカメラをぶん振り回してた頃とは少しずれているのですが)、おかしくて笑いながら読んでたら、いきなりいちど、声をあげて泣きそうになった。それは非常に幸福な場面なんだけども。

いやはや参りました。沖縄のおばぁはどう関係するのかとかは、あらすじで説明できる本じゃないので書かないでおきます。

 

 


吉永亜矢 (2013年11月16日 11:49)  カテゴリ:

kohama umi.JPG

 

写真は小浜島ホテルのすばらしすぎるビーチ。

 

島ではメールも携帯も見てなかった(テレビも見る気がしなかった)。

わたしに急ぎの用事がある方はいないしね。

家に帰ってすぐではなく、翌朝にメールを開いたら、訃報が届いていた。

ひどく凹んだ東京の朝になった。

 

ご葬儀は旅行中に終わっていた。連絡をくれたのはホソノくんで、お詫びのメールをしてから、香典を送る手配をのろのろとした。

ホソノくんから9月のゴゴアメ公演中に、彼が入院中であることは聞いていた。

「お見舞いにいってきます」と聞いてわたしはただ「うん」と頷くしかできなかった。

その彼とは、昔(いまから二十年近く前になる)、ホソノくんとも一緒に仕事をした方であるが、仕事だけでなく、たくさんお酒ものんだし、芝居の(その頃は「シエラザード」)お手伝いまでしてもらったこともある(わたしが誰彼かまわず巻き込むからだけど)。

長い間会っていなかったのが、何年か前にホソノくんがセッティングしてくれて、十何年ぶりかに一緒にのんだ。

またのもう、と言い合ったけど、彼は多忙だろうと誘ったりはしなかった。でも、それが最後になるとは思いもしなかったよ。

 

昔から優秀な彼を捕まえて、年下ってこともあってわたしはぽんぽんツッコミを入れてた。

会社もおこして、結婚もした彼にもうさすがに失礼ばかり言えないな、と思ったけど、十何年ぶりに居酒屋で隣に座ったら、すぐにつっこみたくなって、「なんか変わらなくてきもちわる」とまず言うと、「いきなりきもちわるいって!」とすぐに返すところが昔のまんまでおかしくて、たのしい夜だった。彼も後から「タイムスリップしたみたいでした」とメールをくれた。

わたしが知ってる頃の彼は人一倍、愛情が濃いっていうかな、好きなもの、好きなひとには徹底的に情熱を注ぐ、そういうパワーの底知れないひとだった。

わたしの知らない間に、その濃い愛情は多くの方々から更に濃くなって、ちゃんと彼に、帰って来ていたのじゃないかと思う。

会ったときに、そう思ったよ。言わなかったけど。

 

 


吉永亜矢 (2013年11月13日 10:43)  カテゴリ:
島の朝焼け

asayake kohama.JPG

 

帰って来ております。

何年ぶりかの沖縄旅行でした。今回はじめて小浜島に行って来たのだけど、なんにもなくて(小浜には信号もタクシーもない)、なんにもしない旅にはうってつけでした。

音をたててぼーっとしていました。

11月の沖縄は台風もなくていい季節、と聞いてはいたのだけど、暑過ぎず、海には入れないけど眺めてるだけでいいわたしにはとっても向いていた。

夏より安く行けるし、夏より混んでないし。おすすめ。でもみなさんはやっぱり、海に入れない沖縄なんて、ですかね。

(一応、「遊泳禁止」でなく「遊泳注意」で、ビーチでは水着で海に入っていくひともいたにはいたけど、ちょっと寒そうでした)

「温暖」っていう言葉そのものな、穏やかな天気で、花もいっぱい咲いてる。

初夏みたいな、でも風はひんやりしていて、やっぱり「秋」なのですが、東京には(「関東には」かな)ない季節だなあと。

海はもちろんだけど、空が大きく広くてたくさん眺めてしまった。

風が強いから、雲がどんどん流れて、表情を変えていくので見飽きないのだ。

写真は朝焼け。こんなふうに見えたのはほんの一瞬。

 

南の島で読む本には、なにを持って行こう? と考えがいのあることを実際はあまりよく考えられず、「意外とトーベ・ヤンソン!」という思いつきが自分にウケて(沖縄でフィンランド、フツウは論外か!)「トーベ・ヤンソン短編集」(冨原眞弓編訳・ちくま文庫)をお供に。

ムーミン好きですが近年まで、作者トーベ・ヤンソンのことはまるで知らなくて(孤島に住んでいたこととか)、大人向けの短編があると知っていつか読みたいと思いながらも読んでなかったのです。

でも読みはじめるとこれが、ものすごくよく知っているひとの作品を読んでいるような、懐かしい感じがして、全集が買いたくなってきた。

ヤンソン来年生誕100周年だそうですね。

 

さて、帰って来たらわかってはいたけど、東京、寒いっ!! 気温差キツく、また風邪ひきそう。

そしてウチにまだ工事の足場がしっかりあるのを見たときの衝撃。いまもコンコン外から打たれています。(先月から雨が多くて作業が延びてる)

えー、うー、お疲れさまです!

 

 


吉永亜矢 (2013年11月12日 11:39)  カテゴリ:
ちょっとお休み

 

ことしは実にいろんなことがあって、後から思い出したらこれが全部同じ一年にあったこととは思えないんじゃないか、という気がする。ただでさえキャパの小さい頭がいっぱいいっぱい、ってことが多かった。けど、まだまだ、この先もきっといろいろあるんでしょうねえ・・・。

この辺でいちど「なんにも考えない」ってことをやってみよう、と旅行に行くことにしました。なんにもしない旅に。

近場には時々出かけたりしてたけど、ちょっと遠くへ行くのは何年かぶりです!

行きたい行きたいと言いながらまったく行けなかったんで・・・

あまりにも久しぶりなので、日程を決めてからもまだ行ける気がしなくて、旅行なんてものは行く前がいちばんたのしかったりするのに、ぜんぜんたのしめなかったー。

もうこのまま、実際行ってから、あれ? ここどこ? ってなるのをたのしみますわ。

家の中もぜんぜん、かたづいてなくて混沌のままだしねー。

あ、帰ったら工事が終わってたらいいなあ。そううまくいかないかしらね・・・

ま、いってきます。ということでブログも最近、なかなか書けてなくて、特にお休みというほどのこともありませんが、今週いっぱいはお休みします。

来週以降、またぼちぼち、本や芝居や映画やごはんのこと、再開していこうと思ってます、日々のくだらない日記をたのしんで読んでくださっている数少ない方々、どうぞまたよろしく。

 

 


吉永亜矢 (2013年11月 4日 11:28)  カテゴリ:
わたしのふなっしー

 

新潮クレスト・ブックスの翻訳短編アンソロジー「美しい子ども」を読んだ。松家仁之編。

短編小説って短いから気軽に読めるようで、ひとつひとつの作品世界にえいやっと入って行くのがけっこうたいへんだったりする。これはアンソロジーで一編ずつ別の作家のものだから、ますます気合がいるけれど、全作品がすばらしい。読書の時間がなかなかとれない方にもおすすめ。

 

いい天気ですね。わたしは毎日なんだかおろおろしてるだけで過ぎていっている気がしてます。いい季節なのにもったいない。

公演のときに、まいける氏にもらったふなっしーのマスコットがうちにいるんですが(がちゃがちゃでとったのだそうで、カプセルに入ったままでいます。あまり暴れないようにと)、わたしがいまだにぼろっとしているため、ちょいちょい、そのわたしのふなっしーに(カプセルのなかから)、

「そんなテンションじゃダメなっしー!」 と言われております。

・・・そうね、じゃあ、ひゃっはー。「ちがうちがう、ひゃっはー!!!」 えーと、ひゃっはー? ひゃっはあ・・・! ひゃっ・・・・・・

 

 


吉永亜矢 (2013年11月 1日 12:48)  カテゴリ:

最近のブログ記事

アーカイブ