2012年8月のブログ記事一覧

にらをおろしでねーとちょっと意外だったけど、おいしい！

小松左京の短編集「石」（出版芸術社）を読んだ。

ホラーを選んだアンソロジー、１５作品のどれもが名作揃いで、６０・７０年代に書かれたものだが「古びることのない」という言葉じゃ、簡単過ぎるような。

いまごろなにを、と嗤われるだろうが、ほんとうにすごい作家だった。

そして怖い、全作品怖い。怖がりのわたしがよく読めました。

そのすごさについて、わたしがなにか言うのはばかばかしいからいつものように脱線すると、うまい作家はひとの動作を書くのも巧いのだな、と思ったりした。日常的な動作を文にするのは実は難しい。読んですんなりその動きを追える、または自分が動いていくかのように書くのは、たいへんなことである。

ことに恐怖を描くというのは、人物の動作の積み重ねと深く関わっているのかも。

「それ」がどんなに恐ろしいかの描写より、またはどんな恐ろしさかの心理描写より、なにをしているときに違和感を感じるか、見えるのか、聴こえるのか、体に触れるのか、それを次にどう探るのか、ひとつひとつの動きから、恐怖は積まれていくものなのかも。ゾク！

切干大根の太いのがあって、これがイケル。

少し前に行ったお店でお通しに出た。あ、これこれ。

食べてみたら煮物のなかに、ベーコンが入っていたのが意外で、つくり方は「ちょっと炒めて・・・」としか聞けなかったのだけど、真似してみたらおいしくてすっかりはまっている。

オリーブオイルでベーコンを軽く炒めてから、もどした切干大根・しいたけ・にんじんなどをまた軽く炒めて、だしでさっと煮て、酒・しょうゆ少々で調味。

ほんのり洋風。出来立てのあったかいままもいいけど、冷蔵庫に冷やしておいてもおいしいのだ。ごはんにも合うし、お酒は日本酒でも白ワインでもいい。

悩んだり迷ったりの日々、くたびれた自分のご機嫌をとるのだ。

暑いと料理する気力もなくなるよね。

野菜をそのままいただくのがいちばんおいしかったりして。

セイロ蒸しは夏の間はしないようにしてたんだけど、少し前にふいに蒸しものが食べたくなって、体が求めるってやつ？

塩麹に漬けたイサキを蒸してみたら、じんわり。沁みるようだった。

丸ごと蒸したかったのだけどセイロに入らず、まっぷたつにしたけどね。

夏もたまには蒸し料理いいかも。

ラジオから流れてきたユーミンのカバー、ＪＵＪＵが歌う「Hello, my frend」にふわっと捕まる。

夏の終わりの気だるい切なさ。

繰り返し聴いてしまいそうだ。

どうしたヨシナガ、でした。

って言ったって、あたしのこの夏って、工事の音に埋もれてんじゃないのさ！

工事の音にはじまり工事の音と共に・・・終わってません。

ブルーシートがはずれだして、一軒ずつ家がこんにちは、しはじめたけど。

そうよ、一軒建ててるんじゃないのよ。家々（複数）が生まれてきているわけよ。

あたしだって（複数）頭の中からひねり出してたわよ、でもあんなに家ができてくるんじゃあたしってなにって話よ、ちがう？（ちがうというか、それ以前になにって話）

救いは最近、ミツさん（仮名）が罵声が響いてこなくなったこと。

ああよかった、みんなミツさんの言うこと聞くようになって。と思ったらまた、怒鳴ったりしてるけど。

けどテッペイ（架空）ともだいぶん仲良くなったらしい。

ある朝、ミツさんの朗らかな笑い声が響いてきた。

テッペイのやつが「コーヒーおごるからさ」なんて言って。

ミツさん「あたしもうコーヒーのんじゃったよ」なんて笑って。

テッペイ「ちーがうんだよ、すっげーうまいコーヒーなんだから！」

ああなごやかな朝（一瞬）！

今回これタキが聞いた会話だから、（妄想）じゃなくて（事実）よ。

テッペイよ、あたしにも、うまいコーヒーおごってちょうだい。

ひゃあ残暑きちいですね！　

来月、ゴゴアメに出演してくれた仲間の芝居がたまたま続く。

仲間たちからお知らせをもらったので、わたしからここで久しぶりに「ゴゴアメメンバー」ニュースです。

まずは藤倉みのり姫の出演する芝居。

９月４日（火）から９日（日）まで。

ＢＩＧＦＡＣＥ　ＰＲＯＤＵＣＥ「馬鹿は死んでもなおらない」

みのり姫久しぶりの舞台になりますね。大人になったかしら。クラブのママ役だそう。ああ美人ママ役ね！大人の美人女優ぶりをサクレツさせてくださいますように。サクレツしちゃ大人じゃないか。

詳細は、みのりんブログこちらにて。

それから伊藤浩樹が出演する芝居に、板倉美穂（高校生だったミホ、いまは大学生です。ダンスで活躍中ですが久しぶりの芝居。注目）も一緒に出演。

そしてなんと、明日香の息子、大政凛くんも出演するという！

わたしとしては非常に感慨深い！

シエラザード時代にシノハラ（初代美人女優）が、いつかみんなが子供連れて観に来られるようになるといいな、なんて言ってたけど、現実に連れて来てもらうようになり、いつかみんなの子供たちが出演してたりね、と冗談言い合ってたけど、冗談じゃなくなったなあ。あたしの芝居じゃないけど。誰か新美人女優を産んでおくれ。あ、産んでるかみな吉が！　よぉししめしめ。育つまで寝て待つか。（長いよ寝てんの！）

って話ずれたけど、イトウヒロキから熱い長い手紙が届いた芝居。

こちらが９月１１日（火）から３０日（日）のロングラン。

ＧＥＮＫＩ　ＰＲＯＤＵＣＥ＋荒川チョモランマ「神様たちの住むところ」

詳細は劇団ＨＰこちらにて。

見ればダブルキャストで、Ｂチームが伊藤浩樹たちの出演なのだが、おっと、イトウヒロキの名前がないじゃないか、でしょ。

シンイチロウ巡査というのがそうだ。

なぜか。なぜだ。知らん。シンイチロウ巡査。ピロキにはかなわんよ！

では各自、心を尽くすように！　でも暑いから体はうんと、大事にしてね！

ゴーヤも塩麹で漬けると苦味が柔らかくなるというのでやってみた。

かつお節と合えて。ほんと、まろやかに。酒の肴にも良いです。

沼田まほかるの短編集が文庫で出ているのをみつけさっそく買って、読んだ。

続けて純文学を読んでると、エンターテイメントを読もうとしたら頭に入ってこなかったりして、「あれあれ？」となる。でもたぶん沼田まほかるなら、と思ったら、やっぱりすっと入っていけた。

小説ってエンタメとジュンブンに分けられてこともなんかフシギな感じもするが、最近はその中間的なものもあり、沼田まほかるは純文寄りのエンタメ、ってことになっている。むずかしくなく、おもしろく、オチもあって表現も味わえるという読者にはたいへんお得な読み物だよね。

「痺れる」(光文社文庫）全作品がすばらしく驚異的。

ところで解説を池上冬樹が書いていて（うれしい）、ある短編について「優しい手触り」と書いているのにちょっとびっくりした。

わたしにはその作品が、女の人生の茫漠とした虚しさが広がって、立ち尽くしてしまうような読後感で、やんなるくらい（作品としてはもちろんいい意味で）だったから、「優しい」かあ、そうか思いがけない言葉だな、と思ったのだ。男性と女性ではやはり違うものなのかしらね。

ん、あたりまえなことばっかり書いちゃったかな。

まだまだ暑いね、夏風邪の方もあちらこちらにいらっしゃる。夏風邪はきついよねえ！

のりきりましょう！　みなさん！

映画観て泣いたあとスッキリ。

竜みたいなカタチしてた雲の写真を撮ろうとしたら、もうカタチが変わってしまった。

朝、プラムを食べた。

プラムなんて久しぶり。前は好きだったんだよね。台所の流しの上で、まるごとかじって食べてたよなあ。

わたしはなぜか、スイカが好きじゃない。あまりくだものを食べなかったのだけど、最近ちょっととるようにしてる。暑いからね。

ゴールドキィウィとか、ブルーベリーとか。

さあ子供は夏休みの宿題でじたばたする頃だろう、わたしも夏休み自分宿題がじたばた、ぼろっ。

母の家でお坊さんを迎えたあと、墓参してまた戻ってごはん、行ったり来たりの一日。

お墓参りは午前中、雨が降って涼しかったから、いつもよりだいぶラクだった。ほんと、助かった。

母の家で、なんでもないごはん。とってもなんでもないけど、おいしい。

小川洋子「最果てアーケード」（講談社）を読んだ。

奥付の前の頁に、漫画原作として書き下ろされたとあり驚く。小川洋子作品を漫画化って、むずかしそう、すごいこと考えるひとがいるものだ。

連作短編。さいしょは小川洋子らしいモチーフを使った、美しいけれど毒もある、ということもわかりやすい、お話らしいお話なのかな、と思った。

いま、「新潮」誌で連載中の最新短編集がすばらしくて、どうなってしまうんだろう！　とすっかり参っちゃっていて。（単行本がまちどおしい）

けれどこちらのほうも、後になるほど深みが増していき、やはり小川洋子は小川洋子であった。

漫画のほうも読んでみようかな。

ところで、小説を読むっていうのもなかなか不思議な行動だよなあ、といまさら、思ったりする。

考えるといろいろとフシギなのだが、ひとつには、本を読むのは個人的な経験だということからくるのかも。映画を観るのだって、芝居を観るのだって、個人的な経験に違いないが、本は、誰かと同時に読めるわけじゃないから、特別、個人的に感じる。おもしろかったりおもしろくなかったりするのが、特別、ひとそれぞれな気がする。

だって、ひとによってはたとえばこの小説だって、むずかしく感じたりするだろうと思う。そういうものだ。淡々としていて、何気なさ過ぎる、と思うひとも、いるかも。

と思ったところで、びっくりしてしまうのだ。

なにげなくねーー！　って。

ま、ばかみたいだけど、ほんと不思議だと。

なにげないものを書くのって、実はたいへんなことだとこの頃つくづく思ったりして、だからそんなことを考えちゃったのかも。けどそれはまた、別の話で。

お便りを紹介します。

「こんにちは。いつもブログたのしく読んでいます」　ありがとう！

「工事のお仕事ってたいへんですね」

うんそのー、ね、わたしのお仕事は工事じゃないの、まあ一体感はあるけども。

「わたしはテッペイさんのことが気になります。テッペイさんのこともまた書いてください！」

あれ、テッペイ気になりますか、わたしはぜんぜん気になりませんけど。そうですか。

テッペイはこの間、近所の赤提灯にゲンさんに連れて行ってもらい、少し説教されたあと、カウンターにへたれながら、「おれ、おれ、ゲンさんみたいになりたいんですよう」って言ってました。

「かっ。何言ってやがんだ。おまえ、手ぇみせてみろ」

「へ？」「へ、じゃねえよ、手だよ手」

これまだまだ続きますがいいですか。もういいですね。おわり。

なんと、お盆休みらしいのだ工事！！

きのうとても静かな日曜日が終わり、さあまたきょうから来るぞ。と思ったら来ない。しーん。

しーん。蝉の声さえ耳に心地よい。

もうね、座っているだけで体がじーん、とします。

気づかないうちにずいぶん疲れてるんですね。

ああ、なんてありがたいのだろう。この静けさの間に集中して書きたいが、眠りたーいというユウワクも！　ああ、ものすごく貴重なこの一日！

わたしもお盆、あしたお墓参りいってきます。

ひまわり、いまはいろんな新種がある。これは涼しげなレモンイエローに魅かれて。

木曜に鵺的「荒野１／７」観劇。良い作品だった。

やよいちゃんは本番終わってすぐなのに、受付のお手伝いに来ていた。えらいなあ。

テツタくんが観に来ていて、終わったら、息子に乾電池を買って帰る約束をしている、と帰って行った。うんそれもえらい。乾電池かあ。うっふふ。

わたしは友たちと飲んで帰り、翌日はカレー作って打ち合わせ行って、あたしゃそれでいっぱいですよ、な一日でした。とほほ。

スパイスをきかせたルーなしのカレー、すっきり辛いのです。

すし酢を使っているのがポイント。もちろん酸っぱくはないよ。

たまにはデパ地下のお惣菜（これはbe Oragnicの）で贅沢なおつまみ。

ちょっとアレンジして盛り付けしてみました。すてきでしょ。

やよいちゃんの出演していたミナモザ「国民の生活」をラク日に観てきた。

キンキンが観に来ていてびっくり。

キンキンは鵺的の本番が今週なのだ。（きのう火曜初日）

劇場仕込み日で役者はお休みになり、来たのだそう。えらいなあ。

そっちも観に行きます。がんばって。

夏めにゅう。カレー粉、ガラムマサラ、クミンで野菜とひき肉を炒め、レタスで包んで食べる。

ビールにぴったり。

土曜日は久しぶりに会う友たちと、おいしいお店で飲み会でした。

仕事の原稿が・・・上がらずに、もわもわしながら行ったのだけど、そのせいか、いつも以上にいっぱい飲んじゃった！（ってそのせいにするな？）

もわもわしながら芝居観に行き、もわもわしながら飲み会に行き、もわもわしながら食べて寝て、どうなるかと思った。

えっと、原稿は上がりました！　しかし、またすごい気力を使ってしまった。

もお、なんでさらさらできないのかなあ！

先週観た芝居は、オトウト女優（ってなにがなんだか）の芝居だった。

オトウト（偽）アサカワミヤノスケ（女）作・演出の芝居を観に行ったことはここにも書いたが、こんどは役者として出演する芝居がある、しかも二人芝居だというので観に行ったのだ。

短いと聞いていたけど、上演時間３０分！

観たらおもしろい作品だった、けれども、オトウト女優が・・・・・・

下手でびっくりした。うはは！　ちょっとした発見だったよ。

自分の劇団にも度々出演している（女優名もある）んだけどねえ。所詮モノ書きとはねえ。

もう、始終ニヤニヤしながら観てしまった。

どうしてできないんだよ？！　と。

でもね、そんななのに、とてつもなく、かわいいのだ！

かわいい！　かわいい！　これは驚愕だった。

で、終演後に本人には「なんにもできないけどかわいいアイドル」として胸はって生きていくように告げてきた。何歳なのかとは言わないように。

ほんとうにあれはどういう可愛さなのだろう。いまだに分析してみているが、しきれていない。

きょうの朝はゴーヤみそ汁でした。

ゴーヤはみそにも合うんだよねえ。苦さがみそ汁にもほんのりうつるのがおいしい。

苦いの嫌なひとにはうわって感じかな。

でも夏の栄養補給にはいいです！

さて小さくお知らせです。

先日ちょっと書きましたが、今年の「怪盗キッド祭り」。

「名探偵コナン」の放送枠で、今週４日（土）宮下隼一脚本回、来週１１日（土）が吉永担当回、続けて二作品の放送になります。

このあとまた、秋から冬に向けて時々放送される予定で、時々っていつだよ、って方のためにこちらでまたお知らせ囁きます。

今期はどんなふうに仕上がってるでしょう、わたしもたのしみ！

お便りを紹介します。

「こんにちは。いつもブログたのしく読んでいます」　ありがとう！

「工事の音、たいへんですね。でも、シンナーの匂いがする、とも書いてあったので、ということは、窓を開けているんですよね。窓を、閉めては、いかがでしょうか？　節電ですか？」

はい、節電です！

午後はさすがに閉めてエアコンかけてるけど・・・けっこう、それでも音がします。

しかし暑いのにゲンさんたちすごいわ。

これから飲み会とか友の芝居の観劇とか重なってる。

早起きもう少し早めてみるか。集中シュウチュウ・・・うう・・・