午後から雨になるでしょう

2010年5月のブログ記事一覧

いやはや・・・

 

二日も休んだのにどうしてこんなに疲れてるのだ?!

と思ったら、ようく考えてみるとプロットを書いていた。

 

なんということだ。わたしにはもはや、自分が書く時間は休みなのか。

じゃあ毎日、なにやってるんだろうね、ほんとね。

なにそんなに疲れてるんだろうね。いやあよね!

 

わたしにはやってはいけないことがあって。

それが「疲れる」ということなのだった。

病院に行くと、それが何科であろうとも、最後に一言、同じことを医者に言われる。

「あと、疲れないように」「あと、疲れないでください」

はい。はい。素直なわたしは疲れないようにしてきた。しかし、ついうっかり。

 

もうね、あちこち痛くてね。どこがどう、とか書くと、情けなくなるから、書かないね。

でもちゃんと真面目に寝てみた。寝ても寝ても、眠れた。

少しはマシになってきたと思う。部分的にはまだだけど。

ブログ書いてないなーと思ってさみしく(わたしがさみしく)、ちょっとやって来たよ。

ま、あまりみっともよかあないが、ともかくなんとか、やってます!

 


吉永亜矢 (2010年5月31日 18:12)  カテゴリ:
あさりの塩やきそば

asari sioyakisoba.JPG

 

疲れが抜けなくて、やばい。

きょうは一日ぐーぐー寝ることにして、寝てた。

夜から関東方面、大雨だとか。

雨の音聞きながらまた眠ろう。

 

きのうから、こどもたちと週1の稽古をはじめた。

台本はまだまだ作成中なので、台本なしの稽古。

ってなにやるの? ということなのですが。それはキギョウヒミツ。

メンバーは、小学6年生女の子2人と中学2年生男の子1人という、

すごいメンバーです。

「なにやらされるんだろ?」って思いながら来てね、と言った。

えー、ってなったり、げー、ってなったり、無理ー、ってなっていい。

それが、あれー、なんかちょっと、すごかったな、きょう。ってところまで、いけたらと。

なんかすごいな、ジブン。ってところまでね。

わたしはなにも持ってないから。なんか持ってるのは、あなたたちなので。

 

なんかねー。わたし・・・

裸足で歩きはじめたような、気分です。

 

写真は・・・ずいぶん前の。「あさりの塩焼きそば」

小学校同窓会の掲示板(そんなのがあるのだ。会員制です)に、連休中、みんなが潮干狩りに行っていて。潮干狩りねー! こどもがいないと、やらないことや行かないとこって多いよね。

で、めちゃめちゃあさりが食べたくなり、わたしはスーパーで買ったのさ。あさりと大葉。

にんにくをきかせて。食べるとき、レモンをぎゅっと絞るのが決め手。

 


吉永亜矢 (2010年5月26日 19:57)  カテゴリ:
誕生

 

そんなふうに、春先からずっと心が散り散りだったから、つい気を抜くと、たとえば道を歩いてたり、スーパーで野菜を選んでるときとかに、突然、涙が出てきて弱った。

怒涛の劇準備中だから、そうそう気を抜いてはいられなかったけれど。

連絡事項が多くて毎日メールもたくさんして(現在進行形中)、でも、ときどき、妊娠中のみな吉にメールした。みな吉は、やはりなぜかふいに泣けたりするようで(なぜか、というのでもなかったのでしょうが)妊婦は心が乱れてこまる、とメールにあった。わたしも同じだよ。おなかのなかになんかいるかな。などと冗談を返したりした。

みな吉とは、前のプロデュース、シエラザードのときからのつきあいで、けっこう、長いつきあいになる。みなは、もともと、面倒見のいいところがあったが(わたしも面倒見られてるクチか)妊娠してからのみなは、どんどん、母になっていく感じがあって、すごいものだなー、と感心したりにやにやしていた。わたしよりも、うんと若い、いや、うんとうんと若い(これでいいか?)友であるが、急に追い越されて、大人になっていくような。それでもそんな変化が、わたしには密かに、可愛かったりもした。

 

訃報のショックのあと、沈みきっていたときに。

病院のみなから、赤ちゃんが無事に生まれたメールをもらった。珠のような女の子、誕生だ。

うれしかった。すごく。誕生も、そしてたぶんベッドからメールをくれたことも。

かなしいときも、ちゃんと、うれしいことはうれしかったのだ。

ああ、でも、めまいがする。

 

みな吉は退院して、しばらくご実家で過ごすそうな。

我々はみんな、赤ちゃんに会えるのをすごく、たのしみにしている。

それまでは、ばんばん、赤ちゃんの写メを送ってほしいな。わたしは自分は生まないくせに、生まれたてのひとの赤ちゃんを見るのが大好きなのだ。

みなかーさん。こころから、おめでとう。それから、ありがとう。

 

ブログお休み中に、ホソノデザインが夏のゴゴアメの公演情報コーナーをアップしてくれた。情報は随時、追加して更新していきますが、まずはぜひいちど、ご覧くださいませ。

こちら。わたしのおなかにいるのはこれでした。と、格好つけておこうかな。

格好つかないか。

 

 


吉永亜矢 (2010年5月22日 12:02)  カテゴリ:
再会

 

とてもかなしいことがあった。

 

ともだちが、逝ってしまいました。

彼女のことを、ここに、少しだけ書くことをどうか許してください。

わたしは彼女のことをそんなに知っているわけではないのです。

ただこの数ヶ月のあいだ、彼女をおもわない日はなかった。

そう書くとまるで、自分がとてもやさしい人間みたいだけれど、そうではない。その日々のなかでわたしは自分の弱さや、自分の嫌なところにずいぶん、向き合わざるを得なかった。どうにかわたしはもっと、強くなりたいとおもった。もっと強くなって、彼女のことを見守れますようにと。

 

高校の同窓生で、同じく受験して、たまたま同じ大学に行ったけど、学部が違ったから、あんまり会うことはなかった。いちどくらいは、一緒に飲んだことがあったとおもう。彼女はわたしとはおおいに違って、女の子らしく、可愛いひとだった。

二十数年も会わずにいて、再会したら、そんな彼女とわたしにちょっとだけ、共通点ができていたりして、年月が経つのはおもしろいなあ、とおもったりした。

とんでもない不精者のわたしは、彼女に限らず、いつの同窓生とも連絡を途絶えさせてしまっていたが、この数年、そんなろくでなしを思い出してくれるひとがいて、おかげで、いろんな「再会」ができている。

彼女も別のともだちが連れて来てくれて、昨秋のゴゴアメ公演を観てくれた。

そのあとお茶を飲んだり、みんなでランチにも行った。

彼女が癌であることは聞いていた。でもとてもそうは見えないくらい、彼女は元気で、若い頃よりもっときれいになったように見えた。

元気だった頃は、このブログも覗いてくれて、「桜海老パスタ」を真似して作ったと言っていた。

「我が家ではちょっとした、桜海老ブーム」と笑って。

 

ことしに入ってからのことは、せつなくてここに書けない。

いまはただ、彼女に感謝するばかりだ。彼女と彼女の家族にも、彼女のともだちたちにも。

 

彼女は病気のことを誰にでも、ちゃんと話したいと言っていて、ほんとうに、ちゃんと、話してくれた。

どれだけ辛いだろうとおもうのに、明るく笑っていた。

それだけじゃない、いつも正直だった。

輝きながら生きていた。

 

あんなふうにできるひとがいるということに、打たれる。いまでも。

 

わたしたちはみんな、歳をとった。再会の前よりももしかするとこんどは、もっと早くに、また、会えるのだ、とはわかっている。

それでもかなしく、さみしい。

 

彼女、みぃと呼んでいたからそう書く。

みぃがいなくなってしまったというのに、5月の空はきれいで光っていて。

泣きはらしたしわしわの目を細めたまま、立ちすくんでしまう。

でもきっとこんなにきれいなのは、みぃがそこにいるからなのかともおもう。

 


吉永亜矢 (2010年5月20日 16:52)  カテゴリ:
長い散歩

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シエラザードという名前でプロデュース公演をやっていたから、「午後から雨になるでしょう」プロデュースはまったくはじめて作る、という感じではなかった。

役者もスタッフもシエラザードから深くつきあっていた仲間たちがいたし。

ちょっとあたらしい試みを。という感じで、鞄を持たずに散歩に出かけるような気分で、歩き出したようなものだ。

でもやっぱり、あたらしいことはあたらしくて。

最初のさいしょのカタチ、それが丸いのか四角いのか三角なのか、星型なのか、それとも? と、もやもやーっとしたわたしの頭の中にだけあるものを、無理やり形にようとせず、匂いをふんふん嗅いだり、色をつけてみてくれたり、そういう難しいことをよくたのしそうにやってくれたなあ、というのが我がゴゴアメ宣伝部だった。このブログのデザインをしてくれているホソノデザイン+この「午後から雨になるでしょう」という題字を書いてくれているarayaの二人である。

昨秋の公演が終わってから、いちど、そのの小さなゴゴアメ宣伝部の、慰労会をやろうね、と言い合っていたのだけど、いろいろあってできなかった。

で、慰労会が結局、今年のフライヤー(最近、こうゆうカッコイイ言葉があるね)のための会議になった。それはわたしにはうれしいことであった。

ゴゴアメ宣伝部再び。なんかパワーアップしてた。ふんふん嗅ぎだして、スタート。

感謝。

 

引き続きスタッフと打ち合わせ・作業しながら、わたしは、相棒ユタくんと本作りに打ち込んでいきます。ユタくんへの応援・励ましは、ぜひこちらへ

 

わけあって、わたしの日記、しばらく(1週間くらいかな)お休みすることにします。

その間、きっとホソノデザインが公演情報欄をアップしてくれるはず。乞うご期待。

日記だけ、のお休みです。

 

また会いましょう。

 


吉永亜矢 (2010年5月13日 11:45)  カテゴリ:
散歩中

sanpo.JPG

 

散歩中、みつけた花。

 

先週土曜は友達に会ったり、誘われたライブに行ったり、と遊んできた。

遊んでくれたひとたちよ、ありがとう。最近、遊んでもらうとすごくありがたい気分になる。

そして遊びながらも、「鵺的」のチラシを配ることだけは忘れなかった。

なぜ、自分の劇より先にひとの劇の宣伝を? まあ、順番から言うと7月末のゴゴアメより、鵺的の6月公演のほうが先だからね。

しかし、「鵺的」主宰の高木登氏は、別にわたしに一言も「宣伝してください」とは言わずに、チラシの束を送ってきた。欲しいでしょうから送ってあげましたよ、この忙しいのに。という態度である。さすがノボル。なぜ誰に対しても礼儀正しいのに、わたしにはそうなのだ? もはやそれが自然で、腹ただしいという感情が湧いてこない。むしろ命令もされていないのにチラシを配っている自分の、しみついた舎弟根性こそが腹ただしい。タカギノボルの舎弟というわたしの修行は既に満了しているのだ!

けどまーわたしの友人・知人は「鵺的」公演をたのしみにしている方が多く、チラシをお渡しするとたいへん喜んでくれる。なのできっと・・・ありがとう、すみませんわざわざ、とタカギノボルに会ったら言ってしまうだろう。完敗なり。

 

さて、夏のゴゴアメ公演の本を一緒に書く相棒、ユタとはきのう、久しぶりに珈琲館(じゃなかったきのうは。似たような喫茶店で)会議。

あのー、最近、わたしがユタのことを「相棒」とかここに書くせいで、斜め読みしている方たちはユタとタキをごちゃ混ぜにしてたり、久しくお会いしていない方からは「フジオカくんと結婚したのですか」というビックリした誤解を呼んでいる模様ですが、それは、間違いです!

マイスイートハニー旦那様と、ユタとは、まったくの別人です。

フジオカユタカくんの名誉のためにも、チガイマスから!

「もっかの相棒」ユタとはこのところ、珈琲館会議はなしで、各々の家にて、各々目を三角に吊り上げて企画案の文を書いてはメールで送りあい、更にわたしはメールにて日夜、「サッカセンセイようー」などからみ、「これっぽっちのわけねーよな? あん? ちっとその場で、跳ねてみろや」など高校生が小学生にカツアゲ的な罵倒を送り続け、相棒は自宅にて中国産のにんにくを食し熱い息をパソコンに向かい、きえきえーと吐いていたのだった。

そのようにして双方、この可愛らしい作品のことで身も心もいっぱいにしている。

えっ、可愛らしいの?

 

本日はゴゴアメ宣伝部会議!


吉永亜矢 (2010年5月11日 12:04)  カテゴリ:
蒸し野菜

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蒸し蒸ししてますがわたし。これは豚肉と一緒に野菜を。ラディッシュおいしかった。

オリーブオイルに塩少々をつけて食す。これだけで美味しいとは、やはり蒸しものはすごい。

 

7月末公演で泣いても笑っても三ヶ月。で、気づくと劇準備で一色になってしまう頭のなか。

わたし、切り替えがもともと苦手で、歳とってますますだめに。

なるべく「意識」するように、はしてる、それが自分のためなのだー。

 

読書もできなくなりがちで。書いてるときはどうも本が読めないし、稽古がはじまると肉体的疲労もあってまったく読めない。その前に、制作準備の煩雑な用事をやっていると、これまたなぜか読めないもので。

そんな調子で去年のように今年もまた悲し過ぎる読書量になるのはやだ。悲しい読書量なのはもう諦めるとしても、悲し過ぎ、はなんとか避けたい。

ということで、小説はだめでもエッセイとか、長編は無理でも短編とか、本を手にとるようにしてる日々。でもつい、ぼうっとして同じ行を繰り返し読んでしまいがち。

ただ活字追ってるとしあわせは、ちゃんとしあわせなのよね。

 

そういえば、そうなる前に。「村上さん3」は読んだ。

我が家では、昨年の尋常ならぬ売れ方だったあの本を、「村上さん」と呼んでいた。別にハルキムラカミの知り合いでも親戚でもありません、とこのブログにも書いたっけ。

しかし、あの頃わたしは大いに間違っていた。

「村上さん・上」「村上さん・下」と呼んでしまっていたからだ。

その後、「3」が出ることを知り、世間のみなさま以上に驚いた。

しまった、タイトルどおりに「1・2」と呼ぶべきでした。

そんなわけで「ムラカミサン サン」と今年は正しく呼んだのでした。

極めてどうでもいいお話で。

 


吉永亜矢 (2010年5月 8日 11:53)  カテゴリ:
新じゃがカレー蒸し

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これ好きなんだよね、新じゃがと鶏むね肉の蒸し煮、カレー味、ほくほく。

ごはんの支度が遅れて、もう飲みながら・・・と、とりあえずのつまみを出そうとしたら、桜海老のおかげで案外豪華に。

 

カレーといえば、こないだ、たまに自然食品屋さんに寄って「オーサワのひよこ豆カレー」っていうレトルトカレーを買って、お昼ごはんに食べてみたら、これが美味しかった。動物性油も肉もなし、更に減塩というのなのだけど、まったく物足りなくなくて、スッキリ辛い。ちょっとビックリ。女性には大おすすめ。わたしが買った店では357円でした、レトルトにしては高いけど、我らのお昼なんてこれ半分個で充分、なので、安いと。

 

しかしなんか急に暑いですね! なんかもっと穏やかなのを望みます・・・

でもま、窓を開け放ってると気持ちいいね。

 


吉永亜矢 (2010年5月 6日 18:17)  カテゴリ:
イタリアンレストランにて

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ふー、ちょっとは掃除した。一日じゅうかけて、というわけにはいかないけど。

「気がヘンだとしか言えないくらい汚い」我が部屋が「かなり汚い」くらいに進化・・・。

うう・・・。

 

きのうは近所ですが行ったことのなかった、イタリアンレストランへ。

結婚記念日だったのですね。毎度ばかばかしいお話で。すみません。オハズカシイ。

白い壁の内装で、料理も美しく、素敵なお店でした。こんなところにこんなお店があったのかーと、感激。

アラカルトで頼み、たのしみにしていたパスタはシンプルなレモンクリームソースを選んでみた。これがすばらしかった。レモンっていっても酸っぱくはなくて。ほんのちょっとバルサミコをきかせてるの。でも写真で見ると、なんっにもないパスタ、なのね。

で、またパンの写真で。自家製パンおいしかったー。手前左のオリーブオイル入れの器も、かわいいよね。休日気分、たっぷり味わいました!

 

都内の街は静かで、連休中ってそれが好き。でももーみなさん帰ってきますね。

おかえりなさい!


吉永亜矢 (2010年5月 4日 13:14)  カテゴリ:
桜海老トースト

sakuraebi tousuto.JPG

 

生桜海老を買ったら・・・、桜海老のパスタもチャーハンもおいしいけど、こっれっがっおいしいのだ!

パンに市販のピザソースを塗って、桜海老をのせて、たまねぎやピーマンのせて、溶けるチーズをのせてトースト。ぷーんと香ばしい香りがしてきます。

 

あいかわらず要領が悪いわたし、毎日、これをやろうという半分もできないで一日が終わっていく。きょうも買い物にも行けず。いい天気だったのになんともったいない。

 

いまいちばんしたいことはなにか、というと掃除。いや、やりたくはないんだけど! でもやりたい。

ってわかるひとにはわかるよね!? わかったアナタはダメ人間っ!

一日かけてひたすら掃除してる自分を、夢見てる。

一日じゅう掃除、って気分になるだけで一瞬、ほわっとするもんだから、かなりしょっちゅうそんな気になるだけなってみる。掃除嫌いなわけじゃなかったのかあたしーとかだんだん思いはじめる。だって嫌いならこんな気持ちになれるわけないもん・・・、って全体にばか。

きょうはタキが家じゅうの窓を開け放ち、各部屋のエアコンの掃除をしてくれた。

すまんこってす・・・

って、これせっかく読んでくれてるひとにいま、その大半の怒りを買うな、とは思うものの。

怒んないで。ね。

あたちなりにがんばってはいる・・・のです。めいびー!

 


吉永亜矢 (2010年5月 2日 23:15)  カテゴリ:
居酒屋の焼きたけのこ

yakitakenoko.JPG

 

5月の連休ってほんときれいな季節ですよね。

きのうある街を歩いていたら、こんなところになぜ? という感じで住宅街の真ん中に、花水木の小さな林になってるところがあって、白い花と緑が輝いており目をみはってしまった。カメラを持っていなかったのが悔しかった。

この連休中、どこにもお出かけできないひとも、窓の外の空や緑を、たまに見てみてくださいな。

 

タキと魚のおいしい居酒屋に行ったあと、バーに寄る。マスターが最近、自分の酔っぱらった話で、「歯ブラシがなかった」事件を話してくれる。

ソファで目が覚めて、歯を磨こうとしたら、なぜか歯ブラシがない。消えている。

仕方なくあたらしい歯ブラシをおろしたところで、口の中は既に歯磨き粉でいっぱいなことに気づく。歯ブラシはソファの隙間にみつかった・・・という話。

目が覚めて最初に口のなかの異変に気づかなかったことが可笑しいよね。

しかしこれ、「ヨッパライの話」としては、かなり「よくできた」話だと思う。さすが?

 

「なぜか靴がなかった」という話は聞いたことがある。

びっくりするよねこれは。どうやって帰ってきたんだろう、どきどきどき。

とそのひとも、どきどきしながら家の中を、順番に脱ぎ捨てられている自分の服(ふふふ)の跡を、辿っていったらしい。玄関まで着いた。やはりない。おそるおそるドアを開ける。ない。

これ、どういうオチだったろう。確かトイレの前にスリッパのように、きちんと脱ぎ揃えられていた、っていうオチだったような。かわいい話。

 

「鍵がなかった」ひとが最近いたな。これは笑えない。家に入れないのは悲惨。だし、危ない。そのひとの場合は後から、そもそも家に鍵を忘れてきていたことが判明。

家に誰かいるならまだいいけど・・・わたしはひとり暮らしのときに、鍵がなくなって、探し回ったことがある。どうしようどうしよう、とパニックになって、もう酔いも覚めて泣きそうだったんだけど、なぜか急激にそんなときにおなかが空いてたまらず、コンビニでお弁当を買い、コンビニの前にあった植え込みの影に座れるところをみつけ、座って食べた。

という世にも酷い話がある。明け方に。女がひとり外で。しかも、いいですか。

「とんかつ弁当」を。完食。

なにやってんだー!! と自分でも完食してから思い、あらためて鍵を探すと、持ってました・・・。

・・・図々しいやらなんやら、酔いが覚めてなんかちっともいないじゃん、だし。

 

いや、失礼しました。

どんなに酔っぱらって、憂さを忘れ、理性や節度や貞操、品格そのほかもろもろを失くしても、鍵とお財布はなくしちゃだめですよ、という・・・

 


吉永亜矢 (2010年5月 1日 12:48)  カテゴリ:

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